SRのマフラーステーのカラーを作ったの巻


赤い矢印で指し示した部分の話です。
























←の画像はこちらからお借りしました。

ここですね、ここ。


画像のステーは「何かに使えないかな?」と事故車から切り取り保管している物です。


今のところ使い道は思いついていません。

内寸は32mm前後。

純正は、マフラーから伝わる振動を軽減するためなのかラバーを介して固定されています


この方法がベストです。

ところがサードパーティー製の中には左の画像のような方法、コの字型ステーの外側のみを使い固定するマフラー*1がそれなりに存在します。


純正と違い振動を軽減するラバーもなく、マフラーからの振動が直に4mm厚程度のステーに伝わり、経年でステーの破断が起こる可能性があります。


ってか、そういうのを見たことがあります。

赤い矢印で指し示したネジ穴もね、あるんだから活用した方が良いです。

黒い部分がステー、赤い部分がボルトだと思ってください。


右がコの字型ステー片側のみ使用の固定方法です。
左がコの字型ステー両側を使った固定方法。


右の固定方法だとマフラーから伝わる振動がステーを激しく揺らし、最悪赤い矢印で指示した部分が折れるというか裂けるというかになります。


左の固定方法だとマフラーから伝わる振動をステー丸ごとで受け止めることができるので、破断の危険は片側どめと比べるとかなり低いと思います。

つーことで、それ用のカラーを製作。


ってか、すでに4〜5個作ってます*2






「なんかついてる」感が全然ないのが自分的には良いと思います。こういうのは、トータルの雰囲気をスポイルしない地味さが大事じゃないかと。

カラー三兄弟


右:全面バフがけ仕様


中:見える場所だけ塗りました仕様


左:全部塗っちゃいました仕様




素材はSUS304です。丸棒に穴を開けた*3のではなく、φ25パイプ(2.5mm厚)の両端面にM12用のステンレス平座金(2mm厚)を溶接して作りました。

コの字ステーの内寸が32mm


マフラー側のステーがt3.2mm *4


32mm-3.2mm=28.8mmなので、カラーは全長28.8mmで作りました。


若干、0.5mmぐらいだったらマイナスしても全然平気だとは思います。

錆ないSUS304ステンレスなんで塗る必要はないんですが、半ツヤ黒のマフラーに合わせ見える部分*5は黒に塗った*6Verを使いました。


マフラーから伝わる振動をステー全体で受け止めるようになったので、そうそう破断は起きないと思います。


もちろん純正のラバーマウントがベストですよ。


でも構造上それができないマフラーの場合はこうすると良いんじゃないかと思う*7今日この頃です。

*1:M12細目全ネジのボルトを用意しダブルナットの要領で固定すれば今回のカラー同等の剛性を確保できる。が見栄えが悪いのでSRには向かないかも。

*2:マフラー側のステーが車体側コの字型ステーの外側に位置する全長32mm Verの話。

*3:材料がないし、有ったとしても無駄に重くなるのでやんない。

*4:鉄板の厚さには規格がある。また用途によって使用する板厚は決まってくる。のでいろんな板厚を想定する必要は(あまり)ない。鉄製ならt3.2mm ステンレス製ならt2mmぐらいを考えときゃOKじゃないかと。

*5:見えない部分は塗装せずバフがけして磨きました。

*6:デイトナの耐熱ペイントスプレーを180度で焼き付けました。ちゃんと焼き付けすると塗装膜がとても丈夫で、最近はこればっかり使ってます。

*7:自分のバイクだったら純正ラバーマウントが使えるようサイレンサー側を改造するけど、手間(と外注ならカネも)がかかるので万人にお薦めはできない。