振動対策:補強編 その2

 とある掲示板でこんな物が紹介されておりました(要点を画像化
エンジンを吊り下げるステーが2重になるので、その面の剛性が上がるのは理解できますが、角パイプでもなくチャンネルでもなく百歩譲ってアングルでもないタダの平板(それも板厚たったの3.2mm)の板をコの字型に曲げただけの金具をつけるだけで振動が減る、ってのはイマイチ理解できません。
せめて片側だけでも縁を5mmぐらい折り曲げ(アングル状にするってこと)てりゃ、それ相応の剛性を確保できるでしょうが、まんま平板(それも幅が狭い)ですからね。ねじれたりよじれたりする力に対して有効な作りであるとは私には思えません。ぶっちゃけ、厚手の座金を挟んだほうが良いんじゃないか?軽いし、ぐらいに思います。
ただ、効果を謳って実際に販売されているわけですから、効果が全く無いとは考え難い。それなりの効果はきっとあるはずなので、似たような物を作り検証してみることに。したんですが、モンキーとはフレームの作りが違うので吊り下げ式のステーは無理です。
ということで単純にハンガーの剛性を上げるステーを作りました。というのが画像のそれです。
φ13の丸棒をコの字型に曲げ+両端にφ20の丸棒を溶接しました。短くて太くて曲がっているので、とってもとっても高剛性です。このレベルのエンジンであれば出力に負けて捩れる恐れはほとんど無いはずです。
 遊びがでぬよう、各部のクリアランスはギリギリで作りました。
 で、効果のほどは?というと、まったく感じません(笑) 微量でも振動が減ったとは思えない。全然変化なし。
でもまぁ、せかっく作ったことですし、ハンガーの剛性は確実に上がっているでしょうから、そのまま付けとくことにします。