サンパーのようなもの Ver.3


Ver1はこれ
Ver2はこれ
でもって今回のこれがVer3です。

前作前々作との違いは、まず形状。
いかにも自作っぽい角型から、違和感が若干薄れることが期待できる(というか期待している)楕円形になりました。
次に材質。
前作前々作はただの鉄製だったので内部の錆が心配(気候によっては水が溜まりかねない)でしたが、今回は箱前後のパイプ含めて*1ステンレス製になりました。
箱は、直径4.5inchのステンレス(SUS304)パイプをバイスで潰して楕円に成型。真ん丸のままではロードクリアランスがさらに減るので、短辺90mmまで潰しました。両端面(平らな部分)はSUS430の板を切り貼りしました。SUS430は磁性が有り、SUS304と比較すればいろいろな面で劣りますが、ただの鉄板よりは数段マシなのでOK。
もう一点、箱前後のパイプ径がですね、前作前々作は25.4mm〜部分的に32mmだったんですけど、今回は全部32mmで統一してみました。口金直下のパイプも25.4mmから28.6mmにワンサイズ太くなってます。

最低部位に水抜きを装備。

Ver1 Ver2と比べると音量がかなり下がったので、サイレンサーのバッフルを外してみました。
バッフルを外しても、バッフル入れた中華DAX用マフラー(このサイレンサーのオリジナル状態。)より静かです。
バッフル入れたVer1とバッフルを外したVer3は、音量はだいたい同じぐらい。のように感じました。通行人が振り向かないレベルで納まってます。


で肝心の性能面ですが、今までは8,000rpmまで回すと「これ以上回すとヤバイんじゃね?」っぽい雰囲気が漂っていた*2のですが、Ver3にしたら「ふと気付けば9,000rpmを超えている」ぐらいスムーズに吹け上がるようになりました。
9,000rpmぐらいじゃ全然平気で、そのままアクセルを開け続ければ10,000rpmを超えてしまいそうな勢いです。
腰上ドノーマル*3の中華125*4で10,000rpmまで回るようになったんですから、効果は十分あったような気がします。

ステーも新造しました。
総ステンレス製です。薄いパイプを使ったので重量は100gぐらい*5で済みました。

ステー後端にロッドエンドをつけました。ロッドエンドは今回このために購入したのではなく、倉庫に転がってたのをテキトーに使いました。Kalle作ったときの余りだな、たぶん。
取り付け角度を微妙に調節ができて便利です。というか、これが無いとサイレンサーの固定時にエキパイと接続部分に嫌な方向から力が加わり、そこから排気漏れを起こす可能性があるんじゃないかと。のでバネで引っ張るタイプのサイレンサーはロッドエンドで固定するのがベターじゃないか?という気がします。
市販品がどうなってるのかは知らんけど、私はこの方式が良いのでは?と思ってます。

*1:前端と後端は鉄だが、手が届く範囲なのでちゃんと塗装できる。

*2:音とか気配とか

*3:やったことといえば、ギア抜け対策とクラッチ板の交換、オイルフィルターローターを軽量品に換えただけ。キャブはエンジン付属のVM22をそのまま使ってます。

*4:Yahoo ID:getone05販売の「125ccエンジン 12v 4速マニュアル 2次側5枚クラッチ」です。

*5:ロッドエンドベアリングを除く