インナーサイレンサー加工

 Ver.1で使っていたサイレンサーは切り詰めすぎてみょうちくりんになってしまったので、予備に取ってあったサイレンサーをVer.2用にすることにしました。
ということでさっそくバラし、インナーサイレンサーの穴を拡張します。穴を大きくするとなにが良いのか?というと、パンチングの筒の中を流れる排気がグラスウールと接する面積が増えるので、若干、ホントに若干ですが静かになります。し、排気音が若干ですが低音側に振れます。でもホントその効果は若干でして「私以外の誰もその変化に気付かないであろう」程度。が、やるんだよ。やりたいからやるんだよ。
ちなみに、このパンチングの筒に穴が何個あいているかというと、排気ルート前後方向に40個×1周ぐるっと15列なので=600個もの穴が開いております。それを一つ一つボール盤で穴を拡張し(600回)→外側のバリ取りはボール盤にそれ用のカッター(キノコみたいなの)をつけて(600回)→パイプ内側はスクレーパーを突っ込んでグリグリとバリ取り(600箇所)→グラスウールが引っかからぬようサンダーで表面を磨き→最後に耐熱スプレー吹きまくり、という作業になります。効果は若干でしかないのに、作業は気が遠くなるほど面倒です。でもやるんだよ。
でこのパンチングの板がですね、調べてみると「60度千鳥型」というヤツでしてね、穴径はφ3の、ピッチはセンター/センターで6mmなので、ここで計算したら開口率は22.6%なんだそうです。で、φ3の穴をφ4.5まで拡張した。んですが、と開口率はなんと倍以上の51%になります。でも効果はホント「若干」でしかありません・・・・・・
でもやったんだよ。2時間以上かけて。