サイレンサーに小穴

 250TRサイレンサーをつけてからスイングアームの右側だけやたら汚れます。左の画像がそれなんですが、なぜか右側のスイングアームだけにオイルミストのような汚れが付着するのです。
で先日、オイル交換&チェーンのメンテナンスのついでにこの汚れも拭き取ったのですが、作業が終わってエンジンをかけてみると、5分もしない内にもう汚れているじゃないですか。
  
 「あれ? なんでだろ?」としゃがみこんで観察してみると、サイレンサーの下方、緑の矢印で指し示した辺りから排ガスが噴出してるじゃあ〜りませんか!
青い矢印で指し示した辺りに汚れが集中するのは、走行風で排ガスが若干後方に流されるからだと思われます。
  
 赤い矢印で指し示した小穴、ここから排ガスが噴出しています。直径は2.7〜8mmの小さな穴で、劣化であいたのではなく、製造時に何らかの意図であけられた穴です。
穴の存在は購入時から把握していたのですが「水抜きかなんか用」だと思っておりましてですね、まさか排ガスが噴出するとは思いもしませんでした。
考えてみれば元々これはダウン型マフラーで、250TRの場合サイレンサーの下には路面しかないので排ガス吹こうがなにしようが関係ないですが、私はアップ型エキゾーストパイプとの組み合わせで使っており、サイレンサーの下にはスイングアームがあるので、このままで使い続けるのはちょっと嫌です。
穴が横向きになるようレイアウトすれば良かったんだが、ステーを溶接してあるので、いまさら横向きにはできませんし。
  
 つーことで、排ガスが車体を直撃しないよう、若干外方向に排ガスが噴出させるノズルをつけました。
  
 材料は6mmのアンカーボルトです。三輪のパーキングブレーキ用に使ったアンカーの端材を再利用したので材料費はゼロ。
穴径が変わると性能に変化が生じる可能性がある(かもしれない)ので、穴径は2.8mmにしました。M6ナットをサイレンサーに溶接しノズルをねじ込む作りなので、排出方向は360度好きな方向に設定できます。



しかしこの穴、ホントに開けっ放しで良いんでしょうか? これって排気漏れじゃねぇの?