ゆるみ止めVer3


左がビデオ用の雲台
 マンフロットの701HDV



右が水平をとるためのアレ
 マンフロットの438

ネジはどちらも3/8インチです。


438は上(雲台側)も下(三脚側)も3/8インチです。

雲台とレベラーを連結の図

ネジが締まりましたの図

連結用のボルトは、真上から見て時計回りで締まり、反時計回りでゆるみます。


3/8インチのボルトを締めただけでは、右方向へのパン(連結ボルトが締まる方向)はOKでも、左にパン(連結ボルトがゆるむ方向)すると連結ボルトがゆるんでしまう場合があります。

ので、438の上部に左にパンしてもゆるまぬような工夫がなされています。


出たり入ったりしている小さなボルトがそれ、ゆるみ止めです。

矢印で指し示した三本のボルトが雲台の底面に押しつけられ、雲台とレベラーはカチっと固定されます。


パンしてもなにしても、もうゆるみません。





極々普通のスチル用三脚です。
1万ちょっとで買えます。


この三脚にビデオ雲台を付けようってのは間違い。なんです。


でもやってみた。

三脚のセンターポール。
直径21mmなり。


ボルトは1/4インチです。

センターポールの外側に合成樹脂製のカラーがあるので、ロック用のネジを締めても「ある程度の力」がかかると回ってしまいます。


パンとかそんなの全然考えていないスチル用の三脚なので、固定力はかなり弱いです。

438の底面に3/8→1/4インチ変換アダプタ*1かましセンターポールを取り付けました。


が、センターポールの上面にゆるみ止めの工夫が一切ないので、左にパンするとネジはあっさりゆるみます。
ついでにセンターポールの固定も弱いので、右にパンするとセンターポールごと回ってしまいました。

で作ったのが
←こんなの。


3パターン目にしてやっと「これで良いんじゃね?」と思える*2物ができました。

既存のセンターポールは使いません。


438と接する面には滑り止めを貼りました。

裏というか下面。


三脚側の穴径に合わせて作ったのでガタはほとんどありません。





1/4インチの長ネジを通し固定。





長ネジを三脚に通し、下面からノブスターで締めつけ固定します。


もうこれで動きません。
右にパンしても左にパンしても全然平気です。



こういう固定方法になったのでエレベータは使えず、高さを調整するのであれば三脚の脚を伸び縮みさせるしかありません。が動画なので気にしない。

ビデオ用の三脚に付いてる「重石かなんかを吊るすためのフック」が結構便利そうだったので似たようなモノを装備してみました。
三脚の耐荷重を考えると、無駄なような気がしないでもない。

で、こんな感じになると。


特別何か「自作物が付いてる」(=違和感)って感じはない。と思うんですがどんなもんでしょうか。




写真の状態*3で脚を畳み測ってみると全長は520mmでした。


ビデオ用の三脚は70cmぐらいある*4ようで、バイクのリアに付けてる箱には入らんのですが、この520mmサイズだったらぎりぎり入るんです。機動性バッチリなのです。




この状態でしばらく使ってみようと思ってます。

*1:こういうの

*2:確実な固定、シンプルな構造、着脱の容易さ、見た目の自然さetc etc

*3:三脚+レベラー+雲台+クイックシュー

*4:これとか。到底手が出ない高級品は調べてないので知りません。