ステディカムのようなモノ計画再始動 その16


この動画を見るに本家本元マーリンは余裕で90度ぐらい傾けられるようですが、やっぱこちらはパチものでして仰角に制限があります。

垂直から50度弱傾けると、寸切りボルトがベアリングケースにぶつかります。

カメラは基本的に水平なので「仰角の制限」はカメラの傾き制限ではなく

画像の通り持ち手側の制限です。
グリップを垂直に持ち続けるのは難しく、瞬間瞬間でそれなりに傾いてしまうと思うのですが、その傾きに制限があるという話です。

素の状態でも仰角制限は50度弱ですが、パン用のハンドルを取り付けると、さらに制限がキツくなります。

(水平方向で)球のセンターにパン用ハンドルのセンターを合わせて(赤い横線)います。
特に根拠は無く、「合わせたほうが良いんじゃないか?」という予感に従ってこうしました。

ハンドルが低い位置にあるので、傾けると素の状態より早く接地してしまいます。

仰角の制限は、水平から30度です。
20度減っちゃいました。

一つ前のVer.である内径45mmリングだと

これも(水平方向)球とリングのセンターを合わせてあります。

内径45mmリングを取り付けると、仰角の制限は20度ちょっとになっちゃいます。
素より30度減りますし、最新Ver.である内径50mmリングと比べても10度制限がキツくなります。
内径が5mm違っただけで仰角の制限は10度も変化します。
パン用のハンドルをサイズ違いで何個も作ったのは、握り具合と仰角の制限のバランスをいろいろ試していたからです。