改変キャブ

チェーンによるリアリジットという凄く珍しい構造の中華ミニモト。に付属していたキャブレターです。
ぱっと見「KEIHIN」のキャブレターっぽいんですが、「PB」なる文字も見えますし



でもね、ちゃんと読むとKEIHINではなくKAIHENなんだな・・・・
ケーヒンのロゴマークは頭の「K」を図案化したものですが、カイヘンのロゴマークは末尾の「N」を図案化したっぽい。なんで末尾の文字を?????

これはCL50純正のキャブレターです。KEHINのPB16とかいう製品じゃないかと思います。
「PB」の字体はKEIHINもKAIHENもそっくりです。

これがケーヒンのロゴ。

これはカイヘンのジェットニードル。Eリングをとめる段が一段しかありません。
でもまぁそれはEリング下にM3の平ワッシャーを入れれば(シャフト径がφ3だ)濃い方には調整できるので、そんなに問題ではありません。というか、実際そうやって調整しましたんで。

カイヘンキャブのフロートまわりです。

これは中華ミクニVM22のメインジェットとパイロットジェットです。
目を凝らしてじ〜っと見ると解るかもしれませんが、メインジェットに「95」というサイズの打刻、パイロットジェットに「15」というサイズの打刻があります。
この数字を参考に、薄かったら番数を上げるとか、濃かったら番数を下げるとか、キャブレターのセッティングってのはそうやるもんだと思うんですけど

カイヘンキャブのメインジェットとパイロットジェットには番数の打刻がありません。
たぶんですね、このカイヘンキャブというのは「穴を見ただけで番数がわかる」上級者向けでしてね、打刻がなきゃ番数がわからない素人なんか相手にしていないんだと思います。物凄く敷居が高い、マニア向けのキャブレターなんでしょう。
私は100%混じりっけのない素人なので、マニア向けもはなはだしい改変キャブの使用は諦め、全然普通な初心者にも優しい中華ミクニVM22に逃げてしまいました。後悔はしてません。今はとても幸せです。