バイクメンテナンス実習キット その1


Yahoo!auctionで買った大陸製のミニモトです。dlzya5254とかいうIDから買ったんですが、これがもう何ていったらいいんでしょうか、とっても興味深い作りだったモンですから、一つ紹介しておこうかと。

もう10ヶ月近く前に買ったモノなので当該オークションのページは残ってないんですが、検索してみたらWeb魚拓ちゅうところに同じ製品のオークションページのキャッシュがありました

キャッシュを見てもらうとわかるのですが、左側全体が写った画像がありません。チェーン周りの全体像が載っていたら、買わなかった。かもしれないんですが、ピンポイントでそこは写ってない。





フロントの予備タンクとリアの籠は自分で取り付けました。


3Lのガソリン携行缶が積めます。この缶専用のキャリアを作りました。無駄に総ステンレス製。

リアブレーキのペダルなんですが

どういう組み付けなのか、ペダルがエンジン下に潜り込んでました。矢印で指し示した部分の傷はペダルが当たってついたものです。
そんな状態ではペダルが踏めない=リアブレーキ無し同然なので、ブレーキペダルを曲げてエンジン下から引っ張り出しました。
撮ってませんけど、反対側のチェンジペダルも同じ状態(エンジン下にペダルが潜り込んでいた)で、シフトがムチャし難かったので、取り外して→バイスにセットして→ウレタンハンマーで引っ叩き修正しました。
当然ブレーキ調整などなされておらず、リアは全くきかない状態でした。
左右のステップをつなぐシャフト(正式名称知らん)とブレーキペダルの干渉もあったはず。これもウレタンハンマーでガンガン叩いて修正したような記憶があります。

次にフェールタンク。
ブリーザーがありませんでした。ので、仕切りの無いポリタンクなので、走っている内に内圧が上がり、キャップの隙間からガソリンが染み出し、キャップ周りがガソリンででろでろになりました。
しかたないので自分でブリーザーホースをつけました。M6のアンカーボルトを加工して作りました。

キャブも面白かったです。
KEIHINのPB18とかいうキャブの(劣化)コピー製品"KAIHEN"ってのがついていたのですが、いきなりオーバーフローしてくれました。 
セッティングとかそういうのは全然ないらしく、とにかく薄くなかなか始動してくれないし、しょっちゅうストールするので気が抜けません。仕方なくキャブを開けてみると、ニードルに段は無いわ、メインジェットとパイロットジェットに番数の刻印は無いわなので、「どうしろっての、これは?」という作り。というか、もしかしたら「見ただけで穴径が解るマニア向け」なのかもしれません。
一応ニードルの下に小さなワッシャかませてアイドリングだけはマトモにするように調整したんですが、それ以降はもうやる気にならなかったので、同じ大陸製品でもずいぶんマシなVM22コピーに換装(ジェット類を多数ストックしていたし)してしまいました。

走る場所が場所、水溜りを越えることがあるので、エアクリーナーにカバーをつけました。全周覆うと吸入効率が極端に下がるので側面1/3ぐらい開放にしてあります。
カバーの材資はステンレスです。っていうか、ダイソーで買った軽量カップを加工して作りました。材料費は105円。

ナンバー無しで公道走行ができませんから、目的地まで車に積んでいかねばなりません。ので車載用のフックを取り付けました。

アーム左右にもつけた。
4点で固定なので、まぁ動きません。







載せた以外にもいろいろと不具合があったのですが、とにかく数が多いので全部は覚えていません(笑)
で、ここまではそんなに酷くないですね。この程度で済むなら全然OKでした。が、続きがあります。本番は次回ご報告ってことで。