ステディカムのようなモノ計画再始動 その12

 ベアリング直上に取り付けるパン用のハンドルです。
リングの直径や線径、ナットとリングの間隔によって使い勝手がかなり変化するので、いろいろ作って試しているうちに、手持ちが5個になってしまいました。
下段「5」番のが最も新しいハンドルで、線径は8mmの内径が50mm、水平方向リングのセンターとベアリングの球のセンターが重なるように作ってあります。
No.4と比べると仰角の制限もかなり緩和されたので、もうこれで完成にしても良いと思う今日この頃です。製作の手間も時間も材料費もバカになりませんからね・・・
 ただ置いて溶接するだけじゃ、リングの中心にナットがレイアウトされることも、リングとナットがびしっと並行になることもありません。
ので、それ用の治具が必要になります。のが左の画像のそれです。
素材のリングは高精度を謳う製品ではなく「見た目丸ければOK」な用途向けなので、表示が同じ「内径45mm」であっても1mmぐらいの誤差があります。
ちなみにNo.5のリングは内径50mm表示なんですが、2つ買った内の一つは内径が51mmで、もう一つは狭い所が49.5mmの広い部分は50.3mmでした。
ので治具を汎用とすることができず(使い回せば必ずセンターがずれる)、ハンドルを作るたびに専用の治具を製作しております。
画像の治具はNo.5専用です。1/10mm単位で同寸法のリングが手に入らない限り、もう2度と使われることはないでしょう。