原始的な採取から、(ある程度)文明的な農耕へ発展を遂げる

マイ・コシアブラの木ですが、植物といってもそれなりの知能があるようで、新芽を採られまいと上へ上へと枝をのばし、いまや脚立や高枝切りバサミを使わねば新芽の採取が難しいほど成長してしまいました。

もちろん、道具を使わない限り手が届かない高さにあるのでネイティブの乱獲を免れ、文明人として道具を駆使する私の安定的な採取場となっているのですが、モノには限度があり、このまま野放図な成長を許していると、数年後には脚立+高枝切りバサミでも新芽に手が届かなくなりそうです。

ある程度樹齢があり、それなりに幹が太い木であればよじのぼることもできますが、マイ・コシアブラの幹の太さはせいぜいφ120mm程度、枝にいたってはφ80mmを切るスリムさなので、とてもよじのぼる気にはなりません。私が全体重をかけたら、たぶん折れます。落ちて怪我します。

ということで今回、3mぐらいの高さで幹を切断し(もちろん3m以下の場所に新芽がはえていることを確認し、横枝が張り出す可能性があると判断した上でです)ました。高さ3mに新芽がのびてくれれば、今後数年間は安定した収穫を望めますし。

切り落とした枝を見ると小さな新芽がちょこちょこついており、切りっぱなしで放置しておくのはしのびない。モノの本によると、コシアブラの枝を地面にさしておくと意外と簡単に根付くらしいので、いったん倉庫に戻りスコップを引っ張り出し、数メートル離れた場所に30cm程度の深さの穴を掘り埋めてきました。ついでにポリタンクに水をつめ「これでもか」というぐらい根元(枝を土に埋めただけなので根は無いが)に水やりしてきました。

掘って分かりましたがそこら一帯見事な黒土で、栄養はかなり豊富な感じです。枝2本を土に埋めたので、うまく根付いてくれれば来年からは3本から収穫できる。本当に根付くのかどうか?は分かりませんけどね。定期的にチェックするつもりではいます。

ただし、簡単に手が届く高さだからネイティブに収奪される可能性が・・・・あるのと、国有地で勝手にそんなことしていいのか?という疑念が(笑) まぁ雑木だし、下草刈もしないで放置されているダム湖畔だから、誰も気付かないと思うんですがね。