シンプルな自動車を希望

自動車用基本OS開発 アイシン精機など、世界標準視野 (朝日新聞
2007年04月18日08時44分
トヨタ自動車グループのアイシン精機名古屋大学などの研究チームは17日、自動車の複数の機能をまとめて管理する基本ソフト(OS)を開発したと発表した。自動車の高性能化につれて部品の電子化が進み、ブレーキやアクセルなど各機能を個別に管理する電子制御装置(ECU)は高級車には50個以上、大衆車でも30個程度搭載されている。開発された基本ソフトを使えば搭載するECUを減らし、コストを削減して軽量化もできるという。
研究チームは年内にもソフトをインターネット上で無料開放し、国内自動車メーカーなどと連携して各社が共通で使用できる国内初の標準化を目指す。
自動車は現在、ブレーキとハンドルを連動させて横滑りを防ぐといった複雑な動きをするためには、ECU同士を配線でつないで連動させるのが基本となっている。ECUの搭載数を減らすには、統合して個々のECUに複数の機能を管理させる必要があるが、不用意に統合するとプログラムの誤作動につながる恐れがあると指摘されていた。研究チームが開発した基本ソフトは、この誤作動を防ぐ仕組みを盛り込んだのが特徴だ。
自動車の機能をまとめて管理する基本ソフトの開発では、BMWを中心とした独自動車メーカーなど欧州勢が先行。国内でもトヨタが4月から独自の基本ソフトの開発も視野に入れて開発部門を立ち上げるなど、競争が本格化してきた。
研究チームは基本ソフトの無料開放で内外の幅広い知恵を集めて高性能な基本ソフトに仕上げ、「将来は欧州側に提案していきたい」(アイシン精機)と世界標準化も念頭に置いている
引用元

パワステはおろかブレーキサーボも無い自動車を5台ほど乗り継ぎましたが、不便に感じることは特に無かったので、自動車なぜにこうも複雑化していくんだろう?と不思議でなりません。機械はシンプルなほうが故障し難く長く使えるのでお徳なのに。